MENU
東加古川校公式LINE追加

東加古川校公式LINE追加

友だち追加
土山校公式LINE追加

土山校公式LINE追加

友だち追加

「できた!」って言ってたのにテストの点数が悪い…〜わかったつもりのつぶし方〜

こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。

2学期が始まりました!これから中間・期末といった定期テストが控えている時期です。今回のテーマは「テストの手応えと結果のズレ」。面談でよく出てくる相談に、「本人はできたって言っていたのに、返ってきた点数は全然違った」というものがあります。中学生・小学生のお子さんを持つご家庭で、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。子どもの言う「できた」がなぜ点数と結びつかないのか、そして家庭でもできる確認の仕方を、塾の現場での取り組みも交えてお話しします。お子さんのテスト勉強や成績が気になる保護者の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

子どもの「できた」は「合っている」ではないかも

「テストどうやった?」と聞くと「できた」と返ってきたのに、いざ答案を見ると全然点数が取れていない。この経験をされる保護者の方は往々にして多いものです。ただ、ここで押さえておきたいのは、子どもは嘘をついているわけではない、ということなんですよね。本人の中では、本当に「できた」と思って帰ってきています。

では、その「できた」は何を指しているのか。多くの場合、それは「最後まで解けた」「空欄がなかった」という感覚です。手が動いて、解答欄が埋まった。その感触が「できた」の正体だったりします。合っていたかどうかとは、実は別の話の場合もあるんですね。

返却されたあとによく聞くのが「ここはケアレスミスだった」「符号だけ間違えた」という言葉です。本人の中では単なるうっかりミスとして軽く見てしまいがちですが、そこで「じゃあもう一回やってみようか」と同じ問題を出すと、けっこう手が止まることがあります。うっかりではなく、そもそも解き方が入っていなかった、というのが後から出てくるわけです。

これは子どもに限った話でもありません。人は自分の理解度を実際より高く見積もりやすいと言われます。分かっていないところほど、分かっていないこと自体に気づきにくい。だから「できたって言ってたやん」と詰めても、前には進みません。まずはこの前提を大人が知っておくことで、家での会話はだいぶ変わってきます。

「わかったつもり」が生まれる仕組み

では、なぜ理解していないのに理解した気になってしまうのか。ひとつの要因が、勉強のやり方そのものにあります。

手応えの出やすい勉強ほど点に結びつきにくいことも

教科書やノートを繰り返し読むと、だんだんスラスラ読めるようになります。すると「もう頭に入った」という感覚になるんですよね。でも実際には文字を追えているだけで、何も見ずにその知識を引き出せるかどうかは別の話です。

解き直しでも同じことが起こります。間違えた問題をもう一度やらせると、答えを覚えた状態で同じ手順をなぞって終わってしまう。作業としては成立していますが、本人は「今度は解けた」と思い込んで次に進んでしまいます。蛍光ペンを引いたり、ノートをきれいに書き写したりするのも近くて、やっている間は手応えが残るのに、本番でその知識を取り出す練習にはなっていないことがあるんです。手応えの出やすい勉強ほど、かえって点に結びつきにくいという逆転も起こり得ます。

「わかった?」では見抜けない

授業で「ここまで分かった?」と聞くと、多くの子はうなずきます。本人も嘘をついているつもりはなく、その場では分かっているんですよね。でも「じゃあ自分の言葉でいいから、一回説明してみて」に切り替えると、そこで初めて分かれます。

線引きとして大事なのは、何も見ないで、誰にも聞かないで、もう一度自分で解けるかどうかです。教科書やノートを開いていいなら、たいていの子は答えにたどり着けます。でもそれは「探せた」であって「分かった」ではありません。解説や自分の解答を見ずに、同じ種類の類題をもう一問やってもらう。そこで手が止まるようなら、まだ完全には入っていないということがすぐに見えてきます。

家庭でもできる「もう一度できるか」の確認

この「何も見ないで、もう一度できるか」の確認は、家庭でもできます。しかも、親が教える側に回る必要はありません。

やることはシンプルです。テストが返ってきたときに、間違えた問題を一緒に見て、「ここ、どこで迷った?」「なんでこの答えにしたん?」と、過程を聞くだけ。正解を教えなくていいんです。本人にどう考えたかを言葉にしてもらいます。

すると「なんとなく、これかなと思って」くらいまでは出てきます。でも、その先の「なんでそう思ったのか」で「……覚えてない」となることがある。この「覚えてない」が出た時点で、本人が自分で、分かっていなかったところにたどり着いているわけです。大人から「ここ間違えてるやん、やり方分かってないよね」と指摘するより、はるかにいい形になります。指摘されると言い訳したくなりますが、自分で気づくと納得できるんですよね。

ひとつ気をつけたいのは、説明が苦手なだけの子もいる、ということです。分かってはいるけれど、言葉にするのが得意ではない。その子に「説明できないから分かってない」と言ってしまうのは事実と違いますし、本人もしんどいものです。見分けとしては、言葉が出てこないだけの子は、たどたどしくても順番は合っていることが多い。分かっていない子は、順番自体が破綻していたり、途中がなくていきなり答えに行ったりします。

もし言葉にするのが苦手なだけなら、「全部説明して」ではなく、「この問題は最初に何をするかだけ教えて」というように、聞き方を小さく分けてあげるといいです。ハードルを下げると、出てくる子は結構います。

なお、これを毎回徹底できる家庭は正直ほとんどないと思います。今回は家庭での取り組みとしてお話ししましたが、言い換えれば、これは私たちが日々の授業の中で子どもたちにしているアプローチのひとつでもあります。塾に通わせてくださっているご家庭には、これがメソッドの一つなんだ、というくらいの感覚で受け取っていただければと思います。

自分で気づけるようになると、伸び方が変わる

この確認を繰り返していくと、子どもは自分がどこで詰まるかを、自分で見つけられるようになっていきます。この力は学年に関係なく育つもので、小学生高学年でも中学生でも、遅すぎるということはありません。

学年が上であっても、自分の弱点を自分の言葉で言えるようになった子、自分の頭で整理できるようになった子は、そこから伸び方が変わってきます。点数だけを見ていると「何点足りなかった」くらいしか出てきませんが、中身まで振り返って説明してもらうと、「今から本当に手をつけないといけない部分はどこか」まで見えてくるんですよね。

もし家庭でも取り入れていただける場合は、説明できたときに、たどたどしくてもしっかり認めてあげてほしいと思います。毎回ダメ出しをしてしまうと、子どもは説明を間違えること自体に嫌なイメージを持ってしまいます。確かめるための大事な時間が、責められる時間になってしまうと続かないんですよね。

まとめ

  • 子どもの言う「できた」は「最後まで解けた」であって、合っていたこととは別であることも
  • 繰り返し読んだり答えをなぞったりすると、それだけで身についた感覚が出てきてしまう
  • 大事なのは、何も見ないでもう一度解けるかを確かめること
  • 家庭では正解を教えず、「どこで迷った?」と過程を聞くだけでよい
  • 説明が苦手なだけの子もいるので、聞き方を小さく分け、できたら認めてあげる

テストの点数だけでなく、その中身をどう振り返るかで、次の伸び方は変わってきます。お子さんの勉強の進め方でお悩みのことがあれば、お気軽にご相談ください。


ニードモアの『聴く塾便り』はYoutube、Spotify、Apple Podcasts、Amazon Musicで配信中です。

コチラからシェア!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次