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1学期期末、9教科の壁〜実技4教科を捨てないで!〜

こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。

6月に入り、東加古川校・土山校でも1学期の期末テストの時期になりました。中間テストが終わってホッとしたのも束の間、期末になると科目数が一気に増えて慌ててしまう中学生は、毎年とても多いんですよね。今回は、期末テストで取りこぼしやすい「9科目の壁」をテーマに、なぜ副教科を捨ててはいけないのか、そして2週間前からどう9科目を回していくかを、塾の現場目線で整理してみました。期末の範囲表とにらめっこしているお子さんや保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

なぜ期末テストでは取りこぼしが起きるのか

中間テストと期末テストでいちばん違うのは、科目数です。中間は主要5教科だけだったのが、期末になると音楽・美術・保健体育・技術家庭という実技4科目が加わって、一気に9科目になります。この変化を軽く見てしまうと、テスト直前で時間が足りなくなってしまうんですよね。

取りこぼしが起きる大きな理由は、頭の中の時間割が「中間の5教科のまま」になっていることです。中間のときの感覚で計画を立てると、無意識のうちに実技4科目が抜け落ちてしまい、気づいたら前日、ということになりがちです。単純に勉強する科目が2倍近くになるわけですから、同じやり方では回りきりません。

実技科目は一夜漬けが効きにくい

もう一つ押さえておきたいのが、実技科目は普段の授業内容がそのままテストになりやすいという点です。「授業で実際にこういうことをやったよね」という部分が問われるので、その場の詰め込みではカバーしきれないことが多いんですよね。

逆に言えば、授業でやったことをある程度覚えている子は、再確認と資料集の補強だけで済み、残りの時間を5教科に集中させられます。同じ9科目でも、見えている景色がまったく違ってくるわけです。期末は「5教科+おまけ4つ」ではなく、「9教科で1セット」と捉えておくことが、つまずかないための第一歩です。

兵庫県の内申は、副教科が実質2倍の重み

ここが今回いちばんの核になる部分です。兵庫県の公立高校入試は、内申点の付き方が独特で、副教科を捨てられない仕組みになっています。

詳しい計算方法は過去回でも取り上げていますが、かいつまんで言うと、主要5科目は評定を4倍するのに対して、副教科4科目は7.5倍します。つまり副教科のほうが、内申への影響は実質2倍ほど大きいということです。感覚としては逆に思えるかもしれませんが、内申がつくところで考えると、むしろ副教科のほうが大事とも言えるんですよね。

「実技は捨ててもいい4教科」と思っていた子からすると、ここはかなり意外なポイントだと思います。5教科の成績はそこそこ良いのに副教科が伸びていない、というケースだと、兵庫県ではその差が内申で大きく響いてきます。中学生、特に3年生は、改めて頭に入れておいてほしい部分です。

9科目をどう回すか——2週間前から動き出す

では、この期末直前の時期に、9科目の対策をどう回していけばいいのか。実践的な進め方を整理します。

ベネッセの調査では、中高生がテスト勉強を始める時期でいちばん多かったのが「2週間以上前から」で、46.8%でした。範囲表が配られるのもおおむね2週間前なので、本気で動き出すなら、ここがひとつの目安になります。逆に言えば、2週間前から始められていないと、少し乗り遅れている状態になりやすいということです。

副教科を先に仕上げ、直前は5科目に集中

おすすめの組み立ては、後回しにしがちな副教科4科目を、テスト2週間前のうちに先に仕上げてしまうことです。実技は一夜漬けが効きにくく、提出物や普段の取り組みも評価に関わるので、早めに片付けておくと心の余裕がまるで違ってきます。その上で、直前のラスト1週間を5科目に集中させる。この流れだと、スケジュールも組みやすくなります。

5科目は「ワーク3周」を確保する

5科目のほうは、王道の勉強法がいちばん効きます。目安はワーク3周です。1周目で全体像をつかみ、2周目で間違えたところを潰し、3周目で最終仕上げをする。この3周分の時間をあらかじめ確保しておくことが大切です。

ここで気をつけたいのが、提出課題を終わらせて「テスト勉強が終わった」と思ってしまう子がとても多いことです。課題は問題を解くので「やった感」が出るのですが、定着まで考えると、そこからが本番です。「提出物が完成した状態から、テスト対策がスタートする」という感覚を持っておいてほしいんですよね。

テスト後のやり直しを、次の学期につなげる

テストは受けて終わりにしてしまうのが、いちばんもったいないんです。返ってきた答案を点数だけ見てしまい込んでしまうと、せっかく見える化された自分の弱点を、そのまま放置することになってしまいます。

おすすめは、間違えた問題を「なぜ間違えたか」で仕分けすることです。

  • 知識が抜けていた・覚えきれていなかった
  • 計算ミスやケアレスミスだった
  • 時間が足りずそこまで到達できなかった

このように原因ごとに分けてやり直すと、そのテストが次につながってきます。やり直しを習慣にできる子は同じミスを繰り返さなくなり、定期テストの点数がじわじわ伸びていくんですよね。今のタイミングで言えば、この積み重ねが2学期に効いてきます。

まとめ

  • 期末は中間の5教科に実技4科目が加わり、9科目に増える最初の関門。中間と同じ感覚では回りきらない
  • 実技科目は普段の授業内容が問われやすく、一夜漬けが効きにくい
  • 兵庫県の公立入試では副教科が7.5倍(5教科は4倍)で、内申への影響は実質2倍ほど大きい
  • 2週間前から動き、副教科を先に仕上げて直前1週間は5科目に集中する。5科目はワーク3周が目安
  • テストは受けて終わりにせず、間違いを原因別に仕分けして次の学期につなげる

範囲表を見て「科目が多いな」と気が重くなっている子もいると思いますが、計画さえ立てれば9科目は十分に回せます。テスト勉強の進め方や副教科の対策で迷ったときは、お気軽にニードモアの教室にご相談ください。


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