こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。
英検2026年度第1回の一次試験が、いよいよ5月末に迫っています。この時期、東加古川校・土山校の両教室でも英検に関するご質問をよくいただきます。実は英検は2024年度・2025年度と立て続けに大きな変更が加わっていて、以前のイメージのまま準備を進めてしまうと、試験当日に戸惑うケースが出てきます。今回は、土山校担当の河村とともに、英検の最新の変更点を整理しながら、加古川・播磨エリアの中高生にとっての活用戦略をお話しします。
英検が今、転換期にある理由
英検は現在、複数の制度変更が短期間に重なっている、という意味で一つの転換期を迎えています。
主な変更点を時系列で整理すると、まず2024年度にライティングの2題化、問題数の削減、試験時間の延長が実施されました。続いて2025年度には「準2級プラス」という新しい級が31年ぶりに新設されています。さらに小学生向けの「6級」「7級」の新設が発表されており、2027年1月実施の検定から導入される予定です。
これだけ短期間に変更が重なるのは、英検の歴史の中でもかなり珍しい局面です。英検全体の2024年度の志願者数は約449万人で、そのうち中学・高校・高専の生徒だけで312万人を超えています。これだけの規模の試験が短期間で変わっているとなると、申込のたびに最新情報を確認する習慣を持っておくことが大切です。
ライティング2題化で何が変わったか
2024年度からの変更の中で最も大きかったのが、ライティングの2題化です。
構成は級によって異なり、準2級・3級では「意見論述」と「Eメール問題」の2題、2級・準1級・1級では「意見論述」と「要約問題」の2題が課されます。これに合わせて試験全体の問題数は減り、試験時間は延びています。たとえば準2級では筆記が37問から29問に、試験時間は75分から80分に。3級は試験時間が50分から65分に15分延長されました。
問題数が減って時間が増えると一見ラクになったように見えますが、実態はライティングの比重が増しているため、書く力がないとかえって苦しくなる試験になっています。教室で見ていると、選択問題は何とかなっても、Eメール問題で「何を書けばいいか分からない」と止まってしまうケースが目立ちます。
Eメール問題には「相手からの質問に答える」「自分から相手に質問を返す」という型があります。この型を事前に押さえておくかどうかで、白紙になるかどうかが大きく変わります。
なお、2級以上の要約問題については、2025年度から語数指定が「目安」から「45〜55語」の厳格指定に変わっています。「だいたい50語くらい」という感覚ではなく、きちんと45〜55語の範囲に収める練習が必要になっています。2級以上を目標にしているお子さんは、この点を意識した対策を早めに始めておくことをおすすめします。
準2級プラスという新しい選択肢
2025年度に新設された「準2級プラス」は、準2級と2級の間のギャップを埋めるために作られた級です。31年ぶりの新級設定という点でも注目されています。
準2級に合格してから2級に合格するまでには、これまでかなりの期間がかかることが多く、その間にモチベーションが続かなくなるケースが起きやすいという背景がありました。そこに中間ステップとして準2級プラスが加わったかたちです。
スペックとしては、合格基準スコアが1829点(一次試験1402点・二次試験427点以上)、必要語彙数はおよそ4,000語。ライティングの構成は「意見論述+要約問題」の2題で、2級と同じ形式です。つまり準2級プラスは、2級に向けた本格的な助走として位置づけられている級といえます。
教室で見ていると、準2級を取得したお子さんが次のステップまでに間が空いてしまうケースは往々にしてあります。準2級プラスという中間目標ができたことで、学習計画の「次の一手」が立てやすくなりました。目標を細かく刻めるほど継続しやすくなりますので、お子さんの状況に合わせて活用を検討してみてください。
加古川・播磨の中高生にとっての英検活用戦略
英検を取る意義を整理しておくと、高校入試と大学入試の両方で活用できる、という点が大きいです。
まず高校入試について。兵庫県の公立高校一般入試では、内申点が250点満点で全体の50%を占める仕組みになっており、英検による直接加点という制度はありません。ただし、私立高校や推薦入試では英検の級によって優遇措置が設けられているケースがあります。
大学入試においては、英検を活用している大学が2025年時点で400校以上あるとされています。中学校のうちから計画的に英検を進めておくと、高校受験では直接加点にならなくても、その先の大学入試で選択肢が広がるという考え方ができます。
一つの目安として、中学生は3級(英語が得意な子は準2級まで)、高校生は2級以上をゴールに設定しておくと、受験における英語の選択肢が広がります。
現場感覚として感じるのは、中学生のうちにライティングの基礎を作れているかどうかが後々大きく効いてくる、という点です。単語・文法・リスニングは取り組んでいても、書くアウトプットの時間がほぼゼロというケースは往々にしてあります。今の英検はライティングの比重が高くなっているので、少しずつでも書く練習を早い段階から取り入れておくことが、英検攻略の近道になります。
まとめ
- 英検は2024〜2025年度にかけて複数の変更が重なる転換期にある
- ライティングが2題化され、選択問題だけで突破するのは以前より難しくなった
- 2級以上の要約問題は語数指定が「45〜55語」と厳格化された
- 準2級プラスが新設され、準2級〜2級間の中間ステップとして活用できる
- 中学生は3級、高校生は2級以上を目安に、ライティング対策を早めから取り入れるのがポイント
英検対策や学習計画のご相談は、お気軽にニードモアの教室までお声がけください。加古川・播磨町のお子さんの英語学習を、私たちと一緒に考えていきましょう。
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