こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。
学年末テストが終われば、春休みはあっという間。気づけば新学年がスタートです。
「新学年に向けて何か準備しておいた方がいいのかな?」と感じ始めている保護者の方も多いのではないでしょうか?
今回の「ニードモアの聴く塾便り」第47回では、塾側が春休みに向けてどのような準備を進めていくのかをお伝えした上で、家庭にお願いしたい「たった一つのこと」についてお話ししました。
すべての学年の保護者の方に、ぜひ知っておいていただきたい内容です。
塾が春休みに向けてやること
学年末テスト後の「1年間の弱点分析」
学年末テストが終わると、塾ではまず1年間を通しての弱点分析に取りかかります。
テストの結果だけでなく、普段の授業の中で見えてきた理解度、テスト結果の推移、生徒本人との会話──担当講師がずっと見てきた情報をもとに、その子に何の力が足りていないのかを洗い出していきます。
ニードモアアカデミーは個別指導で、基本的に毎回同じ講師が担当しているため、「この子はここが弱い」という細かい部分まで把握できているのが強みです。
一人ひとりに合わせた春休みの学習計画
弱点分析をもとに、春休みの学習計画を一人ひとり個別に組んでいきます。
ただし、年度途中から入塾した生徒さんなど、積み残しが多い子に関しては、春休みの間にすべてをカバーしきるのは現実的に難しい場合もあります。
だからこそ大切なのが優先順位です。
新学年の内容に直結する部分から順番に、限られた時間の中で効率的に計画を立てていきます。
具体例:
- 中1→中2に上がる子:中1の一次方程式の応用が曖昧なら、中2の連立方程式に入る前にそこを優先的に復習
▶︎全部を完璧にするのは難しくても、次に繋がる部分を確実に押さえるという進め方
お子さまの学習面の状況について気になることがあれば、面談でもLINEでも遠慮なくご相談ください。現状と春休みの計画をしっかり共有させていただきます。
家庭にお願いしたい「たった一つのこと」
できるようになったことを親子で確認する
新学年に向けて家庭でやっておいてほしいこと。それは**「この1年でできるようになったことを親子で確認する」**ことです。
ポイントは、「できないこと」ではなく**「できるようになったこと」**に目を向けるという点です。
なぜ「できたこと」に目を向けるのか?
塾がやるのは弱点の分析と克服です。つまり、どうしても「足りない部分を指摘する」という側面があります。
もし家庭でも同じように「ここができてないでしょ」「この科目が心配」と言われてしまうと、子どもは塾でも家でも「できないこと」を突きつけられる状態になってしまいます。
その結果、新学年に向けてワクワクするどころか、不安でいっぱいの状態でスタートを切ることになりかねません。
だからこそ、家庭では塾とは逆の視点を持ってほしいのです。
足りないところを見つけるのは塾に任せて、家庭ではこの1年で成長した部分に目を向けてあげてください。
新学年のスタートがうまくいく子の共通点
「自分は成長した」という実感を持っている
長年現場で見てきて確信していることがあります。それは、新学年のスタートがうまくいく子は**「自分はこの1年で成長した」という実感を持っている**ということです。
これは、テストで100点を取ったとか劇的に成績が上がったという話ではありません。
- 苦手だった英語から逃げずに頑張れた
- 部活と両立して最後まで勉強を続けた
こうした小さな実感が、新学年に向けたエネルギーになるのです。
子どもは自分の成長に気づきにくい
ただし、この実感を子ども一人で持つのは難しいものです。
毎日少しずつ変わっているからこそ、本人としては気づかない。身長が伸びたことも、毎日見ていればわからないけれど、久しぶりに会った親戚に「大きくなったね」と言われて初めて実感する──そんな感覚と同じです。
だからこそ、親が「あなたはこの1年でこんなに成長したんだよ」と気づかせてあげる必要があるのです。
具体的な確認の仕方
何気ない会話の中で聞いてみる
難しいことは何もありません。食事中や何気ないタイミングで、こんな風に聞いてみてください。
「今年1年振り返ってみて、去年の今頃と比べてできるようになったことってあるかな?」
最初は「別に何も」「わからん」と返ってくるかもしれません。
そしたら、親御さんの方から先に伝えてあげてください。
- 「夏休みにあんなに部活頑張ってたのすごいと思ってたよ」
- 「2学期のテスト前に、自分から机に向かってたの覚えてるよ」
「ちゃんと見てた」が最大のメッセージ
子どもにとって、親が自分の頑張りを見ていてくれたという安心感は非常に大きなものです。
- 「見ててくれたんだ」という安心感
- 「確かに自分は頑張ったかもしれない」という自己肯定感
この2つが生まれることで、新学年に向けたエネルギーになります。
自信がある状態が学習効果を高める
自信を持って新学年を迎えた子は、塾での学習にも前向きに取り組めるようになります。
講師に「ここが弱いからこれをやっていこう」と言われても、「よし、頑張ろう」と受け止められます。
一方、自信がない状態だと、同じ指導であっても「自分ってできないことがこんなに多いんだ」とネガティブに受け取ってしまうことがあります。
同じ指導でも、精神状態によって受け取り方は全く変わるのです。
この春から中学校に上がるお子さまへ
プレッシャーをかけすぎないことが大切
小学校から中学校への進学は、環境がガラッと変わるタイミングです。勉強の進み方、部活の形、テストの仕組み──すべてが新しくなります。
この時期に保護者の方がやりがちなのが、「中学校の勉強は難しくなるから、今のうちにちゃんとしとかないと」というプレッシャーをかけてしまうことです。
心配だからこそ言ってしまう気持ちはわかりますが、新しい環境に対して不安ばかりの状態で入るのと、楽しみな気持ちで入るのとでは、最初の学習姿勢が大きく変わります。
小学校6年間の頑張りを認めてあげる
小学校の6年間、子どもにとってはとても長い期間です。できるようになったことは数えきれないほどあるはずです。
- 算数が苦手だったけど最後まで頑張った
- 漢字テストで最初はダメだったけど良い点を取れるようになった
何でも構いません。小学校での頑張りをちゃんと認めてあげた上で、**「だから中学校でも大丈夫だよ」**と送り出してあげてください。
これは「根拠のある大丈夫」です。過去の頑張りという裏付けがあるからこそ、子どもも安心して新しい環境に飛び込めるのです。
学習面の準備については、塾に通っていただいている方は、中学入学に向けて必要なことをしっかり進めていきますので、安心してお任せください。
まとめ
新学年を迎える前の準備として、塾と家庭にはそれぞれの役割があります。
塾がやること:
- 1年間の弱点分析と洗い出し
- 新学年に向けた一人ひとりの春休み学習計画の作成
- 優先順位をつけた効率的な復習
家庭にお願いしたいこと:
- この1年でできるようになったことを親子で確認する
- 足りない部分ではなく、成長した部分に目を向ける
- 「ちゃんと見ていたよ」というメッセージを伝える
この2つがセットになることで、お子さまが自信を持って新学年をスタートできるようになります。
お子さまの状況について気になることがあれば、いつでもご連絡ください。一緒に最高のスタートを切りましょう!
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