こんにちは、東加古川・土山で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。
今年もすべての入試が終わり、生徒たちの進路が出揃いました。加古川東・神戸高専・東播磨・加古川北・明石城西など、それぞれの個性に合った進路へ進む姿は、毎年ながら本当に感慨深いものがあります。
合格発表後の祝賀会で焼肉を囲みながら、「やっと解放されたわ」と話す生徒たちを見て、それだけ本気で頑張ってきたんだなと改めて感じました。
ただ、短い春休みはあっという間に終わり、すぐに入学式がやってきます。今回は、これから高校生活をスタートする新高1の皆さんと保護者の方に向けて、**「高校は中学とどう違うのか」「なぜ入学した4月から本気で動く必要があるのか」**についてお話ししました。
中学校と高校、制度面での大きな違い
科目数が一気に増える
中学校では英語・数学・国語・理科・社会の5教科が基本でしたが、高校に入ると各教科が細分化されます。
- 英語:英語コミュニケーション・論理表現
- 数学:数学I・数学A
- 国語:現代文・古文
- 社会:地理・歴史・公共
さらに情報なども加わり、期末テストになると10科目以上を一気に受けることも珍しくありません。中学の期末テストが9科目で「多いな」と感じていたなら、高校はそれ以上です。
中学では「テスト1週間前から頑張る」で通用していた子も、高校では完全に間に合わなくなります。遅くとも2〜3週間前から計画的に動く習慣が必要になってきます。
留年・赤点・補習という新しいリスク
中学校にはなかった概念として、高校には単位制度があります。成績が基準を下回ったり出席日数が足りなかったりすると単位が認定されず、留年というリスクが生まれます。また「赤点」による補習・追試も出てきます。
中学では「テスト悪かったけど次頑張ろう」で済んでいたものが、高校では結果に直接的な意味が出てきます。これは怖がらせたいわけではなく、知っておけばちゃんと備えられるという話です。
高校入学の瞬間から、大学受験のカウントダウンが始まる
今や大学入学者の半数以上が推薦型入試
中学の受験勉強は「3年生になってから本格化する」というリズムでした。しかし高校はそうはいきません。
現在の大学入試では、推薦型選抜で入学する学生が全体の約53%、私立大学に限れば60%以上にのぼります。推薦入試はもはや「一部の子が使う特別なルート」ではなく、ごく一般的な入試方式になっています。
指定校推薦の仕組みと評定平均の重み
推薦入試の中でも特に安定しているのが指定校推薦です。大学が特定の高校に推薦枠を事前に割り振り、校内選考を通過すればほぼ合格が確定するルートです。
この校内選考の最大の基準となるのが評定平均です。評定平均とは、高1から高3の1学期までの全教科の5段階評価を平均したもので、大学側が「4.0以上」「4.3以上」といった条件を設けます。
ここで重要なのが、**「全教科」**という点。体育・音楽・美術・技術家庭科といった副教科もすべて含まれます。
高1の成績が評定平均の約40%を占める
3学期制の高校の場合、高1から高3の1学期まで定期テストは全部で約12回あります。そのうち高1の間に5回あるため、評定平均の約40%は高1の成績で決まることになります。
高3になって「指定校推薦を使いたい」と思っても、高1の時点で評定を下げていると取り戻せません。人気の枠には10人以上が応募することもあるため、高3になってから狙おうとしても手遅れというケースが現実に起こります。
「一般受験で行く」と決めている子も同様です。高校の学習内容は徹底した積み上げ式なので、1年生の基礎がない状態で2年・3年に上がると、受験学年になっても土台が崩れてしまいます。どの入試方式を選ぶにしても、高1の1学期でつまずかないことが出発点です。
テストの点数だけが成績ではない
高校の成績評価は観点別評価になっており、テストの点数だけで決まるわけではありません。「主体的に学習に取り組む態度」という観点も評定に影響します。
具体的には、提出物の質・期限・授業への参加姿勢なども成績に直結します。85点を取っても提出物を出していなければ評定3になることがあり、逆に75点でも提出物や授業態度がしっかりしていれば評定4をもらえることもあります。
**部活を一生懸命やりながら、提出物は必ず期限までに出す。**この当たり前の習慣を最初から崩さないことが、3年後の進路に直接つながっていきます。中学校でこの習慣が身についている子は、それをそのまま高校でも続けてほしいですね。
まとめ
今回お伝えしたかったことを整理します。
- 高校では科目数が増え、テスト対策は2〜3週間前からが必須
- 留年・赤点など中学にはなかったリスクが存在する
- 推薦型入試が主流になった今、評定平均は高1の1学期から計算に入る
- 評定平均の約40%は高1の成績で決まる
- 提出物・授業態度も評定に影響する
中学の受験勉強は3年生から本格化するリズムでしたが、**高校は入学した4月からもう動き出しています。**この感覚の切り替えができるかどうかが、高校生活を充実したものにできるかどうかを大きく左右します。
高校受験を乗り越えてきた皆さんには、すでに十分な力があります。その力を高校でもぜひ発揮してほしいと思います。それぞれの高校で思いっきり輝いてください。ニードモアアカデミーの先生たちは、これからも変わらず全力でサポートしていきます!!
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