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推薦入試の直前対策を終えて〜面接・小論文で本当に見られていること〜

こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。

今回の「聴く塾便り」第46回では、公立高校の推薦入試直前対策を終えたばかりのタイミングで収録し、面接と小論文で本当に見られていることについてリアルにお伝えしました。

来年以降に推薦入試を考えている生徒さんや保護者の方も参考にしていただける内容です。

目次

推薦入試の概要と対策の大前提

公立高校の推薦入試で実施されること

公立高校の推薦入試では、主に面接と小論文が実施されます。学校によっては小論文の代わりに適性検査(5科目のペーパーテスト)を行うところもあり、一般入試とは全く別の力が試されるのが特徴です。

学校ごとにカスタマイズした対策

ニードモアアカデミーでは、毎年蓄積してきた過去の受験生のデータをもとに、学校ごとに対策内容を変えています。どの学校でどのような質問がされたか、小論文でどんなテーマが出たか、適性検査の傾向はどうかなど、学校別のデータに基づいて対策を構成しています。

面接一つとっても、かなり特殊な質問をしてくる学校もあれば、志望動機や中学校で頑張ったことなど一般的な質問だけで終わる学校もあります。限られた時間の中で効率的に対策するためには、この学校別のアプローチが不可欠なのです。

面接対策のリアル〜暗記ではなく「自分の言葉」で語る力〜

模範解答の暗記では面接官に響かない

面接対策というと「想定質問に対する模範解答を暗記する」というイメージを持っている方が多いかもしれません。もちろん想定質問への準備はしますが、今回の対策で最も時間をかけたのは「自分の言葉で話す練習」でした。

面接官は1日に何十人、何百人と面接をします。用意してきた回答かどうかはすぐに見抜かれてしまいます。ネットで拾ってきたような「御校の充実した教育環境に魅力を感じ〜」といった言い回しは、面接官には全く響きません。

「その子にしか語れないエピソード」がカギ

面接官が本当に見ているのは、「この子は自分で考えて自分の言葉で話しているか」「この子にしか話せない内容かどうか」という点です。

たとえば志望動機であれば、「オープンハイスクールで部活の先輩方と話した時に、自分もここで頑張りたいと思った」「体験授業でこういう体験をして、入学後の授業のイメージが明確になった」といった、その子自身の体験に基づくエピソードが入ると一気にリアリティが出ます。

本音にたどり着くための掘り下げ

今回の対策では、まず一人ひとりに基本的な質問を投げかけ、最初はどこかで見たような言葉で返ってくる回答に対して、「それってどういうこと?」「もう少し具体的に言うと?」「その時自分はどう感じた?」と掘り下げていきました。

すると、段々とその子自身の体験や感情が出てきます。自分の本音にたどり着いた後にもう一度話してもらうと、言い方や表情まで変わってくるのです。「言いたかったのはそういうことだ」と腹落ちした状態になれば、本番でも自然に言葉が出てきます。

面接対策とは答えを「作る」作業ではなく、自分の中にある答えを「見つける」作業なのです。

暗記と準備のバランス

ただし、完全にアドリブで臨むということではありません。話の筋やある程度の内容は自分の中に持っておいた上で、それを自分の言葉で自然に話せるようにしていくことが大切です。丸暗記した文章は本番の緊張で飛んでしまう可能性がありますが、自分で腹落ちしている内容であれば、多少言い回しが変わっても伝えたいことはしっかり伝えられます。

想定外の質問への対応力

データの蓄積によりある程度の傾向は把握していますが、面接官が用意してきた回答を崩すような質問をわざとしてくることもあります。今回の対策では、あえて生徒が準備していないような質問を投げて、その場で考えて答える練習を何度も繰り返しました。最初はフリーズしてしまう子もいましたが、回数を重ねることで落ち着いて対応できるようになっていきました。

また、語尾を最後までハッキリ言い切る練習や、1文が長くなりすぎないよう文の区切り方を意識する練習など、伝え方の部分も併せて行いました。細かいポイントですが、意識するだけで面接官への印象は大きく変わります。

小論文対策のリアル〜「正解を書く」から脱却する〜

「正しい答え」を求めてしまう落とし穴

小論文の対策で最初にぶつかる壁が、「正解を書かないといけない」と思い込んでしまうことです。たとえば「少子化について」というテーマが出た時に、「この問題に対する正解は何だろう」と考えてしまう子が多いのです。

しかし、小論文に正解はありません。5教科のテストとは根本的に異なり、見られているのは「このテーマについて自分なりに考えられるか」「それを論理的に伝えられるか」という力です。

まずは「書く型」を身につける

小論文対策でまず意識させたのは「答える型」をしっかり覚えること。問題提起があって、自分の意見があって、根拠があって、まとめ。この基本の流れが身についていないと、そもそも書くことが難しくなります。

型は道具のようなもので、まずそれを手に入れて使いこなせるようになってから、中身を考えるという順番が効果的です。

根拠の深め方が小論文の質を左右する

型をある程度覚えた上で最も重要になるのが、根拠の部分の深め方です。ここが小論文の質を一番左右するポイントになります。

たとえば「学校生活で大切なことは何か」というテーマに対して、「協力が大切だと思います」と書く子は多いのですが、それだけでは内容が薄くなってしまいます。「なぜ協力が大切だと思うのか」を自分の体験に紐付けて書けるかどうかが勝負です。

行事でクラスの意見がぶつかったけれど、話し合いを重ねて一つにまとまった時に、自分一人ではできない達成感があった——そうした自分の経験から出てきた言葉には説得力があります。最初は「うーん」と言葉に詰まる生徒も、「こういうことなかった?」と聞いていくと、部活や学校行事のエピソードが出てきます。材料自体は持っているのに、それを文脈に繋げられないだけなのです。

時間配分の感覚をつかむ

もう一つ重視したのが時間配分です。制限時間がある中で、内容を考えすぎて書ききれなかったという事態は避けなければなりません。

実際に時間を測りながら何本も書いてもらうと、最初は時間内に終わらないことが多いのですが、何回か繰り返すうちに「構成を考えるのに5分、書くのに20分、見直しに5分」といった自分なりのペース配分が見えてきます。本番で「全然時間が足りない」とならないために、この感覚を事前につかんでおくことが非常に大切です。

面接・小論文に共通する最も大切なこと

自分の経験を自分の言葉で語れるかどうか

面接でも小論文でも、共通して最も大切なのは「自分の経験を自分の言葉で語れる(書ける)かどうか」に尽きます。うわっつらの借り物の言葉ではなく、自分の体験から出た言葉には説得力があるのです。

直前で磨けるものと、磨けないもの

知っておいてほしいのは、直前で磨けるのは「伝え方」や「ニュアンス」の部分だということです。語尾の使い方、文章の型、時間配分といったテクニカルな部分は短期間で向上させることができます。

しかし、伝える「中身」は、中学校3年間、もっと言えばその子の人生の中で積み上げてきたものです。部活で頑張った経験、委員会の活動、友達関係で悩んだこと——今している生活の一つ一つが面接や小論文の材料になります。

だからこそ、来年以降に推薦を考えている子たちに言えるのは、「今の中学校生活を全力でやる」ということ。面接で聞かれた時に話すことがある人生を送っているか、小論文で根拠として書ける体験を持っているか。これは一朝一夕では作れないものなのです。

来年以降に向けて〜推薦入試を受けるかどうかの判断〜

チャンスが1回増えるという捉え方

推薦入試は、受かれば進路が決まりますが、不合格だった場合は3月の一般入試を受けることになります。一般入試に対してペナルティがあるわけではないので、チャンスが1回増えるという捉え方はできます。

一般入試との両立という課題

ただし、推薦の準備には面接や小論文というプラスアルファの対策が必要になり、一般入試に向けた5科目の学習も当然並行して進めなければなりません。推薦が通らなかった時に一般の準備が間に合わなかったという事態になれば本末転倒です。

両方を並行してやり続けるには根気強さが必要ですが、それを乗り越えられるのであれば挑戦する価値は十分にあります。

入試方式によるコースの違いにも注意

学校によっては、一般入試と推薦入試で入学後のコースが分かれるケースがあります。推薦で合格したものの、自分が本当にやりたかったのは別のコースだった——ということにならないよう、入学後にどのような学びが待っているのかも含めて事前に確認しておくことが大切です。

早めの相談が計画的な準備につながる

推薦を受けるかどうかの相談は、中3の面談の段階でぜひ塾にも共有してほしいポイントです。「推薦も視野に入れたい」という話があれば、5科目の対策と推薦の準備を両立させる計画を一緒に組んでいくことができます。推薦が合っている子もいれば、一般に絞った方がいい子もいるため、その判断も含めて相談していただければと思います。

まとめ

推薦入試の面接と小論文で見られているのは、暗記した綺麗な言葉ではなく、「自分で考え、自分の言葉で伝える力」です。

面接では自分の体験に基づいたエピソードを自然に語れるかどうか、小論文では自分の経験を根拠に論理的に書けるかどうか。どちらも日々の中学校生活で積み上げてきたものが土台になります。

来年以降に推薦入試を考えている方は、今の生活を全力で送ること、そして早めに塾に相談して計画的に準備を進めていくことをおすすめします。

ニードモアアカデミーでは、面接・小論文の対策から一般入試との両立まで、一人ひとりに合わせた受験戦略を一緒に考えていきます。気になることがあれば、いつでもご相談ください!


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