こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。
嬉しいご報告です。2月10日の私立高校入試、ニードモアアカデミーの受験生は専願・併願を含めて全員合格しました!
今年は私立高校の授業料無償化の影響もあり、専願で私立を第一志望にする生徒が例年以上に多い年でした。コース選択でチャレンジした生徒もいた中での全員合格ということで、生徒たちの頑張りが本当に実を結んだ結果だと思います。
しかし、ここからが大事です。専願の子も併願の子も、合格がゴールではありません。今回は、それぞれの立場で「ここからどう過ごすべきか」について詳しくお話しします。
今年の私立入試を振り返って〜無償化がもたらした変化〜
以前の配信でもお話しした通り、2026年度から私立高校の授業料に対する支援の所得制限が撤廃され、支援額も拡充されます。まさに今年の受験生がその恩恵を受ける最初の学年にあたります。
実際に、これまでは経済的な理由から候補に入っていなかった私立高校を「選択肢に入れてみよう」と検討されたご家庭が増えました。この地域では「私立=併願の滑り止め」というイメージが根強かったのですが、純粋に「この学校の教育内容が子どもに合っている」という理由で私立を第一志望にする形が増えてきています。
通学面や授業料以外の費用といった課題はまだありますが、学校選びの選択肢が広がっていること自体は、本来あるべき姿だと感じています。

専願合格者へ〜合格後の2ヶ月をどう過ごすか〜
「完全ストップ」が一番もったいない
専願で合格した生徒は、進路が確定した状態です。ずっと頑張ってきたわけですから、気を抜きたい気持ちは当然あるでしょう。少し休むこと自体は全く悪いことではありません。
しかし、入試が終わった瞬間から勉強を完全にゼロにしてしまう子が毎年いるのも事実です。ここから高校入学までは約2ヶ月。この期間、何もしなかった状態で高校の授業についていくのはかなりハードです。
高校の授業スピードは中学の比ではない
特に私立高校は進度が速い学校が多く、中学とは比べ物にならないペースで授業が進みます。受験勉強を通して身につけた「毎日勉強する習慣」は、実はものすごい財産です。受験が終わった瞬間こそ一番学習体力があるタイミングなので、それを2ヶ月で手放してしまうのは非常にもったいないことです。
この2ヶ月の理想的な過ごし方
量を減らすのは構いませんが、毎日何かしら学習に触れる時間はキープしてほしいと思います。具体的には以下の取り組みがおすすめです。
まず、高校から出される課題にしっかり取り組むこと。そして、中学3年間で苦手だったまま残っている分野をこのタイミングで振り返ることです。
高校の内容は全て中学の延長線上にあるため、中学の苦手を残したまま進学すると同じところでまた躓きます。受験勉強中はどうしても「出題されやすいところ」を優先するため、根本的に苦手な部分を深く直す時間はなかなか取れません。受験のプレッシャーから解放された今だからこそ、本当の意味での学び直しができる貴重な時間なのです。
入試のためではなく、高校で自分が困らないための学習。これが専願合格後の理想的な過ごし方です。
併願合格者へ〜最後の1ヶ月が一番伸びる〜
「私立に受かったし」の無意識の油断に注意
併願合格の生徒にとって本番はこれからです。公立入試まであと約1ヶ月、ここからが勝負です。
私立の合格が精神的な支えとなり、「あとは公立に向けて全力を出せる」と切り替えられている子は、残りの1ヶ月で驚くほど伸びます。余計な不安が消えた状態で目の前のことに集中できるからです。
一方で注意が必要なのは、「まぁ私立受かってるし、最悪そっちに行けばいいか」という気持ちが無意識に入ってしまうパターンです。本人は意識的にサボっているわけではないのですが、「もうある程度安心だ」と思った瞬間に、集中力や切迫感がフッと抜けてしまうことがあります。しかも本人が気づいていないことが多いのが厄介なところです。
点の知識が線になる瞬間
受験生とその保護者の方にぜひ知っておいてほしいのは、最後の1ヶ月が実は一番伸びるタイミングだということです。
夏期講習、2学期の実力テスト、冬期講習、模試3回という長い積み重ねで蓄積されてきた知識が、このラスト1ヶ月で一気に繋がる子が非常に多いのです。今までバラバラだった「点」の知識が「線」になる感覚で、何度説明しても腑に落ちていなかった部分が急にカチッとハマる瞬間が訪れます。
内申点5割、勝負は残り半分の当日点5割
兵庫県の公立高校入試は内申点が5割、当日の学力検査が5割です。内申点はもう確定しているため変えられません。つまり、残りの5割をこの1ヶ月でどれだけ上げられるかが全てです。
逆に言えば、内申点に不安がある生徒でも、当日点でカバーできる可能性は十分にあります。毎年、最後の追い込みで逆転する子がいるのは紛れもない事実です。
私立の合格は「もういいか」のサインではありません。「安心して全力を出せる環境が整った」というサインです。この捉え方一つで、残りの1ヶ月の質は大きく変わります。
保護者の方へ〜この時期の関わり方〜
私立の合格を一緒に喜んであげてください
特に併願の場合、「私立は受かって当然」「本番は公立だから」と、私立の合格をさらっと流してしまうご家庭があります。
しかし、ほとんどの子どもたちにとっては人生で初めての入試です。初めて入試会場に行き、初めて入試問題を解き、初めて合格をもらった経験は、どんな形であれ大きなものです。併願であっても、そこに向けて努力してきた事実は何も変わりません。
まず「よく頑張ったね」と伝えてあげてください。その上で「じゃあ本番に向けてラストスパートだね」と切り替えていく。この順番が大切です。喜びを飛ばしていきなり「次、次」とやってしまうと、今までの頑張りが認められていないように感じてしまいます。
「大丈夫?」と聞きすぎないこと
公立入試までの1ヶ月、「大丈夫?」「ちゃんとやってる?」と繰り返し聞きたくなる気持ちはよくわかります。しかし、子ども自身が一番「ここが勝負だ」とわかっています。何度も聞かれると信頼されていない気がしてしまうものです。
「応援してるからね」というスタンスで十分です。気になることがあれば塾にご連絡ください。学習状況や授業中の様子を共有しながら、最後までサポートしてまいります。この時期は特に塾と家庭の連携が重要ですので、何でも気軽にご相談いただければと思います。
まとめ
今回は、私立入試全員合格のご報告と、ここからの過ごし方についてお話ししました。
専願で合格した生徒は、高校での好スタートを切るために2ヶ月間の学習習慣を完全には切らないこと。併願で合格した生徒は、私立合格で安心して全力を出せる環境が整ったからこそ、残りの1ヶ月を全力で走り抜くこと。
今まで積み重ねてきたものが一気に繋がる可能性があるこの時期、最後まで一緒に走り抜きましょう。
ニードモアアカデミーも、最後の最後まで全力でサポートしていきます!
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