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子どもが「学校行きたくない」と言い出したら〜塾講師が見てきたリアルな事例と対応〜

こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。

ちょっと前、Xのトレンドで「不登校の小中学生が35万人超えで過去最多」というニュースが話題になりました。

私たち塾講師にとって、これは決して他人事ではありません。

実際にニードモアアカデミーにも、学校に行けていない、あるいは過去にそういう期間があった生徒が通ってくれています。

今回は、不登校について塾講師として見てきたリアルな事例も交えながら、どう向き合うべきかをお話ししていきます。

目次

不登校の現状

数字が語る今

2024年度の不登校の小中学生は約35万4000人で過去最多を記録しました。在籍する子どもの約3.9%で、クラスに1〜2人はいる計算です。

注目すべきは、増加率は2.2%と前年度の15.9%から大幅に鈍化している一方、新たに不登校になった子どもは9年ぶりに減少しているという点です。

つまり、新規は減っているのに全体数は増えている。これは前年度から引き続き不登校という子が7割以上いるということを意味します。一度不登校になった子への継続的な支援がまだ十分ではないのです。

文科省も「不登校は特別なことではない」という認識を示しており、もはや珍しいことではなくなっています。

なぜ増え続けているのか

主な理由として:

  1. 教育機会確保法の浸透(2017年施行)
    「学校だけが学ぶ場所じゃない」という考え方が広がった
  2. コロナ禍の影響
    欠席へのハードルが下がり、オンライン授業で学校以外の選択肢が可視化された
  3. 教員の多忙さ
    「先生が忙しさでイライラしててクラスにいるのがしんどかった」という生徒の声も

最も難しいのは、子ども自身が理由を言語化できないケースが非常に多いことです。いろんな要因が重なっているため、「これが原因」とはっきり特定できません。

塾講師が見てきたリアル

実際にニードモアで見てきた生徒たちは、一人ひとり状況が違います。

事例1: 環境の変化に適応できなかった中1生
小学校は普通に通えていたけれど中学で行けなくなったケース。しかし塾には来られるのです。個別指導なら自分のペースで安心できるという声でした。

事例2: いじめから通信制高校へ、そして大学合格
中学時代にいじめが原因で不登校になり通信制高校に進んだ生徒が、塾で学力を取り戻し大学合格を達成。自分に合った環境で学べることが分かってからはとても前向きになりました。

学校教育の制度と現代のミスマッチ

今の学校教育の制度は約80年前に作られ、仕組み自体はあまり変わっていません。現代においてその型にはまらない子が出てくるのは当然なのです。

アメリカでは「ホームスクール」という選択肢が一般的です。日本では「学校に行かない子」という表現ですが、アメリカでは「家で勉強する子」。言葉一つで印象が全然違いますよね。

今ある選択肢と塾の役割

多様な学びの場

  • 校内教育支援センター(スペシャルサポートルーム): 全国の公立小中学校の約半数に設置
  • 教育支援センター: 全国1743カ所
  • フリースクール: NPOや民間が運営
  • 通信制高校: 高校生の選択肢

2024年8月、文科省が学校以外での学習成果を成績評価に反映させる方針を示しました。不登校だから内申点が全部つかないわけではなくなってきています。

塾の役割

私たち塾は「学びの継続」をサポートし、「第三の居場所」になれます。学校に行けなくても学力は維持でき、伸ばしていけるのです。

目標は「学校に戻すこと」だけではなく、「その子が自分らしく学び続けられること」「次の進路に進めること」です。

保護者の方へ

子どもが「学校行きたくない」と言い出したら、すぐに答えを出そうとしなくていいのです。

1. 状況をしっかり把握する

まず「観察」と「対話」:

  • 生活リズムはどうか(夜更かし、食欲など)
  • 「なんで行けないの?」ではなく「最近どんな感じ?」と寄り添って聞く

2. 状況に応じた対応

生活リズムの乱れが原因の場合:
夜中までゲームで朝起きられないなら、親としてしっかり対応が必要

心が疲弊している場合:
休養が必要。ただし「休んでいいよ」で終わらせず、「この期間で心を回復させよう」「別の学びの形を探そう」と次のステップを一緒に考える

完全に何もしない状態が続くと復帰が難しくなります。「学校には行けないけど週2回は塾で勉強する」のような小さな目標を作ることが大切です。

3. 期限を決める

「今週は様子見よう」「1ヶ月後に確認しよう」と区切りを設けましょう。

4. 孤立しない

保護者が一人で抱え込まないこと。学校の先生、スクールカウンセラー、塾講師など、専門家の意見を聞くことで冷静に判断できます。

ただ認めるだけでもなく、無理やり行かせるでもなく、状況を見極めて適切に対応する──これが一番難しいですが、一番大事なことです。

まとめ

学校に行けなくても学び続ける方法はたくさんあります。フリースクール、通信制高校、塾、オンライン学習…選択肢はいろいろあり、大事なのはその子に合った環境を見つけることです。

ただし、学校復帰を諦める必要もありません。その子にとって学校で学ぶのが最適なら戻る努力をすべきですし、実際にステップを踏みながら学校復帰できた子もいます。

とにかくその子にあった方法を模索していくことが大切なのです。

ニードモアアカデミーでは、科目を教えるだけでなく、その子の人生の一部に寄り添う存在でありたいと思っています。悩んでいることがあったら遠慮なく相談してください。一人で抱え込まず、一緒に考えていきましょう!


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