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今この時代に勉強が必要な理由〜第1回「10年後も通用する人材になるために今身につけるべき力とは」〜

こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。

「なんで勉強しないといけないの?」「数学なんて将来使わないでしょ?」

お子さまからこんな質問をされて、どう答えればいいか困った経験はありませんか?

最近、このような質問が保護者の方からも生徒たちからも多く寄せられています。

変化の激しい現代社会において、従来の「いい大学に行けば安泰」という価値観だけでは子育ての指針を見つけにくくなっているのが現状です。

そこで今回から4回にわたって「今この時代に勉強が必要な理由」というテーマで、塾講師の視点から本当の学習の意味についてお伝えします。

目次

塾講師が考える「勉強の本当の目的」

成績向上の先にある本当の目標

私たち塾講師の仕事は、確かに生徒の成績を上げることや志望校合格を実現することです。しかし、それは最終目標ではありません。

**私たちが本当に目指しているのは「大人になってからちゃんと生きていける人材を育てること」**なのです。

数学で方程式を解けるようになる過程で「論理的思考力」と「粘り強さ」を、英語で単語を覚える過程で「継続力」と「コミュニケーション意識」を身につけてもらう。

表面的な学力向上だけでなく、社会に出てから本当に役立つ「生きる力」の育成を重視しています。

2030年、社会で求められる人材像

衝撃的な雇用変化の予測

世界経済フォーラムが発表した「仕事の未来レポート2025」によると、2030年までに約1億7000万の新しい雇用が生まれる一方で、9200万の雇用がなくなると予測されています。

これは単なる職種の変化ではありません。今存在している職業の多くが10年後にはなくなり、現在は存在しない職業が主流になる可能性が高いということです。

従来の「○○高校→○○大学→○○会社」という固定的な人生設計では対応できない時代が到来しているのです。

AI時代に重要視されるスキル

同調査では、10年後に求められるスキルとして以下が挙げられています:

技術的スキル

  • AI・人工知能の知識
  • ビッグデータの分析力
  • ネットワーク・サイバーセキュリティ

人間らしいスキル

  • 創造的思考
  • レジリエンス(回復力)
  • 柔軟性
  • 好奇心

注目すべきは、技術の進歩と共に人間らしい能力がより重要視されている点です。機械やAIが得意な定型作業に対し、新しいアイデアの創出、共感力、困難からの回復力は人間の領域として残り続けるのです。

学習方法の根本的な転換が必要

「覚える勉強」から「考える勉強」へ

これからの時代に対応するためには、「とにかく暗記する」「答えを覚える」という学習法では限界があります。

重要なのは以下の思考プロセスを重視した学習です:

  • なぜそうなるのか?
  • どうやって考えればいいのか?
  • 他の問題にも応用できるか?

ニードモアアカデミーでは、例えば数学の授業で答えが合っていても「なぜその解法を選んだの?」「他の解き方はある?」と質問し、生徒の思考力を深めています。

「答えを知っている人」より「答えを見つけ出せる人」へ

情報がインターネットで簡単に調べられる時代だからこそ、**「その情報をどう活用するか」「新しい価値をどう創り出すか」**が重要になります。

AIを活用しながらも、それらを適切に使いこなすスキルこそが人間に求められる能力なのです。

今すぐ実践できる3つの学習習慣

1. 「なぜ?」を習慣化する

授業で習ったこと、問題の解き方、覚える知識について「なぜそうなるの?」と疑問を持つ習慣をつけましょう。多くの生徒が理由を考えずに進んでしまいがちですが、この習慣が思考力の土台となります。

2. 教科間のつながりを見つける

  • 数学の比例 → 理科の実験結果分析に活用
  • 数学の座標 → 社会の地図の経度・緯度や理科のグラフ作成に活用

このような教科を超えたつながりを意識的に探すことで、知識が有機的につながり応用力が身につきます。

3. 間違いを学習材料として活用する

間違いを恥ずかしがるのではなく、以下の視点で捉え直しましょう:

  • なぜ間違えたのか?
  • 正しい考え方は何か?
  • 次はどうすれば間違えないか?

この3つの習慣を意識するだけで、同じ勉強時間でも身につく力が大きく変わります。

まとめ

目の前のテストの点数も大切ですが、それ以上に重要なのは**「将来どんな大人になりたいか」を意識しながら勉強すること**です。

私たち塾講師も、単なる成績向上だけでなく、生徒たちが社会に出てから活躍できる「生きる力」の育成を最重要課題として日々指導に当たっています。

次回は「勉強で鍛えられる『生きる力』の正体」として、具体的にどのような力がどのようなプロセスで育まれるのかを詳しく解説します。

変化の激しい時代だからこそ、お子さまの学習について長期的な視点で考えてみましょう!


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