こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。
今回は「勉強の価値と効果的な学習法」についてお話しします。なぜ勉強が必要なのか、勉強が得意な子と苦手な子の思考の違い、そして効率的な学習方法について、実践的なアドバイスをご紹介します。
勉強はなぜ必要なのか?
「勉強ってなんでせなあかんの?」という疑問から始まった今回のポッドキャスト。土山校担当の河村は「知っていることが多い方が人生が豊かになる」という視点を示してくれました。
知識が世界の見え方を変える
ポッドキャスト内では姫路城を例に挙げ、事前知識があるかないかで同じものを見ても得られる体験が大きく変わることを説明しました。知識があることで、物事をより深く理解し、楽しむことができるのです。
社会人として必要な一般教養
大人になってからの観点では、最低限の教養や一般常識を身につけることが重要です。例えば、47都道府県の位置と名前が一致しないというのは、大人としては厳しい状況です。社会に出てから恥ずかしい思いをしないためにも、基礎的な知識は必要なのです。
忍耐力や集中力を鍛える
勉強で覚えた内容そのものを将来使う機会は多くないかもしれませんが、宿題をこなし、60分間集中して授業を受けるといった経験で培われる「忍耐力」は、大人になってから絶対に必要になります。学生時代に勉強という壁を乗り越える経験は、社会に出てからの困難に立ち向かう力になるのです。
勉強が得意な子と苦手な子の思考の違い
勉強の方法には正解がなく、その子の得意・不得意によって最適な方法は異なります。しかし、勉強が苦手な子には共通する傾向があることも事実です。
学習の習慣化と時間配分
勉強が苦手な子によく見られる特徴として、「勉強する時と勉強しない時の差が激しい」という点があります。塾では真面目に勉強するのに、家では全く勉強しない。あるいは、長期休みに一日6時間勉強して次の日は全くやらないなど、極端な学習パターンになりがちです。
そんな子たちへのアドバイスとしては、**「1日10分でも構わないので、毎日勉強する習慣をつける」**ということ。最初は大変でも、続けていくことで勉強を始める「最初の一歩」への抵抗感がなくなり、徐々に学習習慣が身につきます。
やる気は波があるもので、コントロールできるものではありません。だからこそ、やる気に頼るのではなく、「習慣」にすることが大切なのです。
間違いへの向き合い方
勉強ができる子は、間違えた時に「チャンス」と捉える傾向があります。河村は学生時代に問題を解いて間違えた時に「嬉しくなった」とさえ言っていました。なぜなら、自分がどこが分からないか、どこが苦手かを客観的に見ることができ、改善点が明確になるからです。
「嬉しい」という感覚にまでいくのは珍しいとは思いますが…(^^;;
対照的に、勉強が苦手な子は間違えることを極端に嫌い、完璧を求めすぎる傾向があります。しかし、間違いを恐れずに、その経験から学ぶことで成長できるのです。間違った問題は次に同じミスをしないための貴重な学びの機会と捉えることが大切です。
効率的な学習方法
教科をローテーションする
一つの教科に集中して勉強する方が効率的と考えがちですが、実は人間の脳は「ランダムに配置された情報」の方が覚えやすいという特性があります。
複数の教科をローテーションして勉強するのは効果的です。例えば:
- 英語の単語を10個覚える
- 少し休憩
- 数学の問題を1~2ページ解く
- 休憩
- 社会の歴史ワークを1~2ページ進める
- また英語に戻る
このように教科をローテーションすることで、一つの教科だけをやり続けることによる飽きや集中力の低下を防ぎ、常に新鮮な気持ちで学習できます。
科学的にも、一つの科目に集中する日を作るよりも、いろんな教科を1日の中で少しずつやっていった方が効率的で定着率も高いと言われています。
完璧主義を手放す
勉強において最も大切なのは、その「向き合い方」です。「完璧を求めすぎてはいけない」というのが今回の対談の大きな結論でした。
完璧を求めないというのは、頑張らないとか適当にやるという意味ではなく、間違ってもチャレンジする勇気を持つということ。できる部分とできない部分を把握しながら、少しずつできることを増やしていく姿勢が大切です。
まとめ
勉強の大切さと効果的な学習方法について話してきましたが、結局のところ、一人ひとりに合った学習スタイルを見つけることが最も重要です。勉強に対するモチベーションの上げ方や、その子に合った勉強方法、適切な学習量は人それぞれ異なります。
ニードモアアカデミーでは、一人ひとりの個性に合わせたカリキュラムで指導しています。勉強に関するお悩みやご質問があれば、いつでもご相談ください!!
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